印刷物のレイアウトをHTML データとCSS で記述したスタイルシートにより行うことをCSS 組版という。組版した結果として印刷用のPDF が作成される。
データをWebと印刷物で共用できるという仕組みですが、インターネット上で、高品質の日本語組版を再現できるようにしようと日本のW3C 関係者と有志がまとめたドキュメントが「W3C 技術ノート 日本語組版処理の要件(通称:JLreq)である。例えば日本語の縦書きについては、CSS で規格化され、すでに多くのウェブブラウザーが対応している。
【引用文献:JAGAT HTML/CSS組版によるWebと印刷物の統合ワークフロー】
地方の印刷会社にとっては、複雑すぎる冊子やチラシではなく、単純な構造のものも少なくない。だからこそ、使える部分もあるかもしれない。オリジナルのCSSで業務の効率化を目指すようにもっと勉強しないといけないですね。
CSSもアニメーション機能等、単純な文字装飾だけでなく、透明や影など色々つくれる。最終的にすべてプログラムで表現できるようになるのか・・・・イラストレーターがいらない時代もくるかも・・・
See the Pen
animeshon by WPkhiro0526 (@wpkhiro0526)
on CodePen.
普段よく使う紙は、3種類。
・チラシでよく見る光沢のある紙が、『コート紙』
→チラシや写真がきれいに表現できる。
・光沢を望まない時、上質紙とコート紙の中間が、『マット紙』
→光沢がなく、上品なイメージとしてパンフレットなどに使用。
・書籍などコピー用紙と同じ紙が、『上質紙』
この3種類が普段、印刷会社で多く使われる紙です。
紙には、「目」があります。
タテ目、ヨコ目とは・・・・
タテ目:紙の繊維の向きが、紙の長辺と「平行」に流れている紙
ヨコ目:紙の繊維の向きが、紙の長辺と「直角」に流れている紙
紙の繊維って見た目には、よくわからないですが、紙を折ってみるとわかります。
紙の目に沿ってあれば、折り目は綺麗に折れますが、紙の目に逆らっていると折り跡は汚くでこぼこになっています。
折りが必要なものについては、紙目を考慮して印刷する必要があるということです。
UD(ユニバーサルデザイン):年齢差や障害の有無に関係なく、万人がありようできるように考えられたデザインのこと。
UDをフォントで実現したのが、UDフォント。
「視認性」「判読性」「デザイン性」「可読性」という四つの要素をフォントに求めています。
見やすく、わかりやすくっていうことです。
見た感じ、わからないけど、読みやすいのかなぁ~っていう程度かもしれませんが、リモコンのフォントなど身近なところで目にする機会が多くなってきています。
何気なく見ている色にも色々あることをご存知でしょうか? これをわかって頂けると印刷会社としては助かります。 タブレットやパソコンで見ている色は、 光の3原色(R:Red:赤、G:Green:緑、B:Blue violet青紫)で表現されています。 このパソコンで見ている色を印刷しようとすると無理なことが多々あります。 印刷で使用するプロセスカラーは、C:Cyan:藍、M:Magenta:紅、Y:Yellow、K:Black:墨を使用して印刷を行います。4色のインキを混ぜて色を表現するため、RGBとCMYKの色域は異なります。 印刷屋泣かせなのが、WordやExelのデータを印刷する時です。 WordやExelはRGBで作成されているため、CMYKに変換する必要があるのです。 CMYKに変換すると色は変わってきます。お客様は画面の色がそのまま印刷されると思われていますが、そうではないのです。 トラブルにならないように印刷用で確認をして印刷しているのが現状です。